本の読み方

ここでは私の本の読み方を紹介します。本の読み方は人それぞれですから好きなように読めばいいと思いますが、ブログを書く、という作業を始めたことで、自分の本の読み方が少し変化しました。

斜め読み


まずは斜め読み。それほど深く読まないで、時間重視で10分くらいでさらさらと読みます。推理小説など、東野圭吾さんの作品なんかはめちゃめちゃ好きですが、自分の専門性を高めたり、思想を深めたりする本ではないので、これに近い読み方で(もちろん10分では読みきれませんが)読みきってしまいます。なので、残念ながら頭の深い所には残りません。(繰り返しですが、東野さんの小説は大好きです)

初読
思考の整理学


面白そうだったり、良さそうだと感じたら、それなりに腰をすえて読みます。9割方の本はこの読み方をします。本当は何度も読みたい本でも時間が無くて読めないことが多々ありますし、家にはまだ読まれていない本が平積みになっていて、今か今かと読まれるのを待っています。読むときは4色ペン小さいメモ帳を手にして、気になったところに赤で線を引いたり、コメントを入れたりします。本が汚れていくのは気にしません。コメントには日付を書き込みます。再読した際に、その時々にどのようなことを感じたかが反芻できるので、日付を入れておくと将来自分史を眺めている感じが出てきます。また若いときにはこんなことを考えていたのかぁとしみじみと眺めるのも、日記を振り返る感じで良いものです。自分はコメントを書くときの色を決めていて、1回目に読むときは赤、2回目は青、3回目は緑、4回目は黒、といつも同じルーチンで書くようにしています。色は結構重要で、オリジナルの決まりごとを作っておくと読まなくても目に勝手に入ってきて頭が理解してくれるようになるため、仕事でもルールを決めて配色しています。


ブログ記事用のメモ
メモの例

ブログを書き始めてからは、小さいメモ帳に気になったコメントをどんどん書き溜めるようになりました。というのは、自分の本を読む時間が、PCを使えない時が多いからなのです。Androidや携帯も試してみましたが、入力が遅すぎていらいらしてしまうので手書きに落ち着いていきました。この作業は正直面倒なのですが、
 1回目: 手書きで書く
 2回目: ブログにタイプする
という作業をすることで、1回の読書で計らずも能動的な「書く」という作業を2度することになります。専門の本以外復読する冊数はさほど多くなかったのですが、この作業によって著者の方の感じたこと、経験が自分の血となり肉となる割合が増えているように感じます。右図はメモ帳の1ページを示していますが、付箋を使うこともあります。付箋は繰り返し貼れるのでシオリ代わりにもなって重宝します。



復読
量子力学Ⅰ
エンジニアという性質上、勉強や仕事に必要な本はめちゃくちゃな回数読み込みますし、問題を解いていくことも、ある意味本を読むのに相当するのかな、と思います。それ以外では、家に帰った後本棚をボーっと眺めて、背表紙のタイトルがぱっと目に入ってきた本を復読するようにしています。思想書や哲学書を読むことが多く、三教指帰なんかは何度読んだでしょうか。再度本を読むときも、やはり4色ペンを使って、どんどん色を入れていきます。




読!
いろいろ書きましたが、要は本が好きですので、生きている限りとにかく沢山の本を読みたいと思っています。

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